ほしいも「ぐらん華」のこだわり


 

創業70年のほしいも農家から当園が引き継いで生産・販売を行っています。

創業以来の伝統的な製法を守りながら、最新技術を導入して生産したのが、こだわりほしいも「ぐらん華」です。

 

①安心・安全へのこだわり

◆有機栽培

化学肥料を一切使用していません。

肥料は、落ち葉やもみがらなどから自分たちで作った「植物性の有機肥料」のみを使用しています。

 

◆無農薬

原料となるサツマイモに除草剤や殺虫殺菌剤を一切使用していません。

サツマイモの蔦が伸びてくると雑草もそんなに生えないので、手や鎌で取れば十分です。

また、殺菌をしなくても、良い土と日当たりがあれば滅多に病気にはなりません。

 

大量生産、効率化、平準化しようとするからそれらが必要になるのです。

殺虫剤を使わないので葉っぱや芋がかじられて収穫量は減ります。

でも、少しくらい生産量が減っても、安心・安全を優先し、その時にできた分を大切にいただけば良いと考えています。 


◆無添加

砂糖や添加物を加えて甘くしたり保存期間を延ばしたりせず、完全無添加で製造しています。

 

②美味しさへのこだわり

 ◆セイロ蒸し

一般的にはプラスチックコンテナで蒸しているところが多いのですが、当園では木製のセイロで蒸しています。

何日も前から水分を含ませたセイロで蒸すため、さつまいもの芯までしっかり水分が入り極限まで柔らかく蒸しあがります。



◆角切り・丸干し

ほしいもは、収穫後の低温熟成と、乾燥による水分の蒸発により糖化しますが、収穫後の熟成が足りない場合、薄切りにしないと乾燥による水分蒸発が進まず、甘味が少なくなってしまいます。

当園ではしっかり熟成させてから極限の柔らかさになるまで蒸しているので薄くする必要がありません。

角切りまたは丸干しのみの生産となります。

 

◆最新の冷凍技術

当園のほしいもはもっちりとしたレア食感にするために水分量が多めとなっています。
そのデメリットとして、常温ではあまり日持ちがしないため冷蔵・冷凍で販売しています。

一般の冷凍機では冷凍過程で組織細胞が破壊されうまみ成分がドリップとして流出して解凍後の品質が落ちてしまいますが、最新の特殊急速冷凍機を導入することで品質を落とさずに長期保存できるようになりました。

 

◆オリジナルパッケージ

干し芋は開封して時間が経つと、乾燥して固くなってしまったり風味が落ちてしまいます。
当園では常に開けたての良い状態で召し上がっていただけるよう、食べきりサイズのパッケージとなっています。

どこにいても手を汚さずに食べられるオリジナルのパッケージです。 

トレーは紙製のため、従来の真空袋型のパッケージから大幅にプラスチックを削減しています。

 

ほしいも ぐらん華 パックイメージ

③自然環境へのこだわり

◆環境配慮

マルチング(畑の表面をプラスチックフィルム等で覆うこと)をしておりません。

マルチングは芋の成長を促し効率よく収穫するために有効ですが、使用後のマルチング材はごみとなり環境破壊につながります。

最近では生分解性のマルチング材も見られるようになりましたが、条件が整わなければ分解はされません。

さらに、マルチングを行うと土壌消毒も必要になり、環境に負荷を与えてしまいます。

 

このようなこだわりのデメリットとして、天候や病虫害などの影響を受けて生産量が安定せず、毎年決まった量や価格でお届けできない場合があります。

また、すべての工程において品質優先で手間のかかる作業を行っているため、一般的な価格よりは割高となっています。
ご理解いただければ幸いです。